経済学は何のためにあるのか?

経済

今回は、「経済学は何のためにあるのか?」を知りたいということだったので、なぜ経済学が生まれたか、どういう事に役に立つのかを書くことにします!

日本語の「経済」という言葉の意味

元々は中国の古典にある「経世済民」あるいは「経国済民」という言葉からきているんだけど、「経世済民」は「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」ということで、今の日本でいう「政治」や「行政」のような意味で使われていたんだ。

江戸期に日本に言葉が輸入された当初は、中国と同じような政治などの意味で使われていたけれど、江戸も後期になってくると、貨幣経済が発達したことで「経済」という言葉も今のような「お金が絡む社会活動全般」の意味に変わってきたんだね。

その後幕末期に交流が始まった英国などから”economy”という言葉が入ってきて、明治になってから「経済」=”economy”と紐づけられてしだいに広がっていったそうだよ。

欧米での経済学のはじまり

欧米で経済学のはじまりとされるのは18世紀のイギリスで、高校の教科書にも出てくるアダム・スミスの『国富論』からなんだ。

アダム・スミスの体系立てた経済学は「古典派経済学」と言われ、その思想を受け継いだ経済学者は今でも存在していて、その考え方は「見えざる手」や「レッセフェール(なすに任せよ)といった言葉にも表れている自由主義の経済が軸となっている。

要は変に規制をせず、市場に任せておけば最大の繁栄をもたらすという主張なんだけれど、アダム・スミスの思想で誤解されるのは、経済は全て放ったらかしでいいと言っているわけではなく、独占や正義に反するものに関してはフェアではないとしているんだ。

その後、マルクスやエンゲルスなどの主義思想を経て、ジョン・メイナード・ケインズによるマクロ経済学につながっていくんだね。

現代では経済学がどう役に立っているか

経済学のなかで大きな分類といえばマクロ経済学ミクロ経済学がある。

マクロ経済学は主に国家のための経済学で、国民所得や失業率・インフレーション・投資・貿易収支などを扱っていて、ミクロ経済学は家計や企業・個々の市場についてを取り上げている経済学なんだ。

経済学の中で最近大きく盛り上がりを見せているのがゲーム理論で、これは個々の活動を戦略的状況のあるゲームとして捉えて、どう動けば自分の利益が最大化するかなどを数学的なモデルを用いて解く学問なんだけど、この戦略的状況が経済学以外にもさまざまな学問で当てはめることができるため(経営学・政治学・心理学といった人文科学から生物学・工学などの自然科学の分野まで)、社会の中のいろんなところで応用がきくため人気なんだよ。

経済学は幸福追求のためのもの

ほとんどの人は経済学というとお金のことを知るための学問だという認識だけど、本来は「人々に利益をもたらす」ことが目的で、その対象はお金だけにはとどまらないんだ。

経済学は幸福追求のための学問で、社会全体を豊かにすることや、個々の人間が幸せになることを科学的に解明しようとしている。

昔は国が豊かになることが人々の幸せに直結していたこともあって、最もわかりやすい富の指標としてお金を取り上げていたんだろうけど、いまは「モノが豊かなら心も豊か」だとは限らない社会になってきているよね。

国を豊かにすることで人々を救う時代から、一人ひとりの幸せの形がバラバラな時代になって、そんな中で社会も個人もみんなができるだけ幸せになるための方法を科学することが現代における経済学の存在意義なんだと思うなあ。

というわけで今回はここまで。

うめ吉でした!

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