流動性選好ってなあに?

経済

今回は、マクロ経済学の父、ジョン・メイナード・ケインズの著書『雇用・利子および貨幣の一般理論』で提唱された流動性選好について学んでいこうかな!

あっ…なんか、難しそうなんでいいっす。

まあまあ、そう言わずに。

ちょっと専門用語がごちゃごちゃっと並んだから難しそうに感じるけど、ちゃんとわかるように説明するからさ。

まず流動性選好ってのは、「ひとは高い流動性を持つほうのものが好き」ってことなんだよ!

うん、その流動性っていうのがもうさあ。

言いたいことはわかった。

「流動性」とは簡単にいうと、モノやサービスとの交換のしやすさなんだよ。

例えば卵って、持ち運びもしにくいし、時間が経つと腐っちゃうから、卵をいろんなものに交換しようと思ってもなかなか難しいでしょ?

うん、スーパーで買った卵が家に着いたら割れちゃってることなんかしょっちゅうだよ。

それはきみが不注意すぎるんじゃないかなあ…

もしきみが「テレビが欲しいなあ」って思ったときに、テレビに卵10,000個分の価値があるとして、卵10,000個とテレビを交換してくれる人が果たしてどれぐらいいるだろうか。

いやフツーに無理だよ。卵そんなに食べられないもの。

そうだよね!

卵なんて朝目玉焼き2つ食べて、お昼に玉子スープ飲んで、おやつに卵の入ったパンケーキ食べて、夜にだし巻き食べても、せいぜい7~8個じゃないかなあ?

それでも相当の卵好きだよ。

うんうん、だから卵10,000個と交換してくれる人はほぼ世の中にいないし、卵をめちゃくちゃ使う食品工場の社長と交換するにしても、都合よく新品のテレビを持ってることなんかほぼないよね!

なんでちょっと嬉しそうなの…まあそんなことはそうそうないと思う。

でも卵1個が20円だったとして、同じ価値の20万円を現金で持ってたら、どこの家電量販店でも相当怪しい人じゃない限りテレビを売ってくれるんだ。

この交換のしやすさを「流動性」っていうんだけど、今の世の中お金で売ってもらえないものはほとんどない(流動性が高い)から、お金のことを単に流動性ということもあるんだよ。

流動性とか回りくどく言わずに、「お金」でいいじゃん

まあそうなんだけどさ…専門用語っぽくいったほうがカッコイイからじゃない?

 だから、「流動性選好」っていうのは「お金を持っておくのがみんな好き」ってことなんだ。

なんだ、当たり前のことを難しく言ってただけか。

そりゃあ僕だってお金はいっぱい持っておきたいよ!

じゃあきみは、お金貸してって言われたらどうする?

え、貸さないよ。

お金の貸し借りは人間関係のトラブルのもとだってお母さんもいってたもん。

よ、よくできたお母さまだね…。

一般的にはお金を貸すというのは(たとえ100%返ってくる見込みがあっても)流動性を犠牲にすることなので、その対価として利子を取ることになるんだけど、銀行に預金することも間接的に誰かにお金を貸し付けていることになるから、それが一定の期間になれば利子を受け取るんだ。

しばらく返ってこない代わりに利子をもらうってことかあ。

そうそう。

だから、みんなが「いくら利子を貰えばしばらく流動性(お金がすぐに使える状態)を手放してもいいか」という利子率が多くのひとの中でちょうどつり合うところ(均衡)が、いまの利子率を決めるというのが、流動性選好説と呼ばれるものなんだ

現金が欲しい人、どんどんお金を使う人が多いと利子率は高くなり、お金を貸して利益を得るほうがいい人、しばらく現金を使わなくてもいい人が多いと利子率は低くなるんだ。

利子率は債券のデフォルト(債務不履行)のリスクなんかも関わってくるんだけど、そういうところも含めて、いくらだったら今の現金が持っている流動性を捨てて貸してもいいかというところが重要なところなんだよ。

ふーん、なるほどぉ…まあ僕はいくら利子をもらえてもお金は貸さないけどね。お母さんのいいつけを守るよ。

まあ、それは個人の考え方だし、いいんじゃないかな…

今日は流動性選好について学んだけど、理解できたかな?

わからない部分があったら教えてね!

流動性とは、どれだけモノやサービスと交換しやすいかということ!流動性を手放すかわりに受け取るのが利子なんだ。

うめ吉でした!

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